2020/12/23 00:08

福茶

今年もあとを1週間ちょっと、早いですね。元旦朝に家族そろって飲むお茶、福茶のご準備はお済ですか。

福茶とは、新年の平穏無事を願って飲む縁起のいいお茶です。

由来は西暦960年ごろ、都で悪疫が流行した時、六波羅蜜寺の空也上人が、「観音様に献上したお茶を飲めば良い」と霊夢みて、万民に施したところたちまち病気が治りました。時の天皇の村上天皇がこの功績を讃え、「皇(王)服茶」として毎年祝い、万病を払う習わしとしたのが始まりとされています。
皇服茶の服が「福」に通じるところから「福茶」として新年のお祝い茶になりました。室町時代からは、それまでお茶うけであった梅干し、結び昆布、大豆を茶の中に入れて飲むようになりました。梅は年を重ね、昆布はお正月を喜ぶ、豆はまめに働くようにとの願いからです。

新年の平穏無事を祈って、元旦の朝、福茶をいただきましょう!

さつき濃神谷園
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